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Azia'n Transfer for FTPのご紹介
全体紹介 ETOS版機能 FTP版機能 ACOS側サブモジュール Azia'nSocks AziunAccepter AziunBaps Topページ
Azia'n Transfer(エージアン  トランスファー) for FTPのご紹介

 「Azia'n Transfer/for FTP」は「Azia'n Transfer」の持つ柔軟な転送機能や転送データ
 管理機能をそのまま生かしつつ、転送プロトコルとしてFTPを利用するコンポーネントです。
 本サブシステムを利用することにより従来のETOS端末に対する場合と同等の、運用性及び
 耐更性に優れたインターフェースでACOS側FTPクライアントによるファイル転送を実現する
 ことが可能になります。  それでは以下に本サブシステムの概要と特徴を御紹介いたします。

 目 次
  1. システム構成図
  2. 各種機能のご紹介
  3. 運用イメージ(画面例・JCL例)
  4. 使用条件等

  1. システム構成図



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  3. 各種機能のご紹介

    1. FTPを利用しているので、高速なデータ転送が実現できます。
    2. TCP/IPプロトコルでACOSと接続可能で、FTPサーバーを実装している全てのシステムに対し
      てACOS側起動でFTPによるファイル転送が可能です。
    3. ACOS側のVISが立ち上がっていなくても、バッチJOBからの要求による転送が可能です。
    4. 最大レコード長8192バイトの可変長転送が可能で、基本的にはASCIIテキストタイプのデータを
      扱いますが、バイナリデータ転送やEBCDICデータ転送も可能です。
    5. 端末種に応じた漢字コード変換(JIS←→シフトJIS,EUCコード)が可能です。
      又、ファイル全体に対してJIS8←→EBCDICのコード変換を行うことも出来ます。
    6. 帳票データの端末プリンタ向け変換機能やポストスクリプト変換機能を備えています。
      これにより例えばポストスクリプト変換した帳票データをサーバ側に転送し、アドビ社の
      アクロバット関連製品を組み合わせる事で、ホスト側帳票をpdf化する事も可能になります。
    7. 帳票データをテキスト形式やHTML形式に変換してサーバ側DISKに受信し、通常のワープロソフト
      やwwwブラウザで閲覧することも出来ます。
    8. 従来のAzia'n Transferが持つ各種機能(加入者別の端末管理機能,VISによる加入者別やファイル別
      転送状況検索機能,ユーザーバッチ処理業務とのインターフェース,区切り文字付テキストとの変換
      機能等)はそのまま利用可能です。
    9. 相手側FTPサーバーとの1セッションを1端末としてAziaに定義することにより、「\AZFSET」,
      「\AZSEND」,「\AZRECV」といったJCLマクロやVISの画面から、従来の受動送受信端末や
      プリンタ端末に対する場合と同様に転送要求を発行することが出来ます。
      (処理実行端末にFTPサーバー端末を指定するだけで利用出来ます)
    10. 従来型のETOSによる転送システム(Azia'n Transfer/for ETOS)と併用すれば、JCLマクロや
      VIS画面において処理実行端末を変更するだけで、ETOSによる転送とFTPの二つのプロトコルを
      使い分けることが出来ます。
      従って、回線負荷状況に合わせた柔軟な運用を共通の管理体系のもとで行うことが可能です。
    11. 転送要求が発行されるとAzia側でFTPクライアント制御JOBを起動しますが、このJOBのことを
      利用する際に意識する必要は基本的にありません。
      又、このFTPクライアント制御JOBをマルチで走らせることにより複数端末との同時転送が可能です。
      もし同一端末に対する転送要求が重複した場合はキューイング管理がなされます。
      又、転送障害時に自動リトライすることも可能です。
    12. ACOS側におけるファイル毎の未転送,転送済といった状態管理機能、ACOS側で集信した後の相手側
      送信元ファイル削除機能、ACOS側から配信する際の相手側受信ファイル名の動的変更機能等を
      組み合わせることによりホスト業務と端末側業務間のインターフェースにおけるデータの紛失や
      2重転送といった事故を未然に防ぐことが可能です。
    13. サーバ側に「AziunAcceptor」や「AziunBaps」を用意すれば、転送終了後にサーバ側処理を
      起動することが可能です。又、ファイル転送後に結果を通知する為のレコードを別ファイルに出力
      する機能があるので、それを利用してNTやUNIX上で動作する他社製の運用管理ツール(JP1等)との
      連携も可能です。

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  4. 運用イメージ

    1. FTPサーバー情報の登録

      転送相手となるFTPサーバーの情報をETOS端末と同様に「加入者情報メンテナンス」画面で登録し、
      その後「送受信端末情報メンテナンス」画面にて端末TYPEを「PFS」(Windows系FTPサーバー)
      又は「UFS」(UNIX系FTPサーバー)にします。

      次に上記「送受信端末情報メンテナンス」画面から・キーにて「端末情報メンテナンス(拡張情報)」
      画面を呼び出し、オプション情報欄にFTPサーバーのIPアドレスやログインの為のユーザー情報を指定
      します。


      これでFTPサーバーとの転送準備が整ったことになります。


    2. バッチJOBからの転送要求の発行

      配信(ホスト→PC)要求の発行例

      これは、「\AZFSET」を使用して配信データの登録と転送要求の発行を同時に行っている例です。
      当JCLマクロを実行すると自動的にFTPC制御JOBが起動され、PC側の「C:\FTP\RECV\HACHTYF」
      というファイルに対して、登録したデータ(INFILEの内容)が配信されます。
      又この時プラグイン機能「AZTXCVAP」を指定すれば、配信データを区切り文字付テキスト形式に
      変換することも可能です。

      集信(ホスト←PC)要求の発行例

      これは、「\AZRECV」を使用して集信要求を発行し、さらに「\AZFGET」にて集信したデータを
      順編成ファイルに抽出している例です。「\AZRECV」を実行すると自動的にFTPC制御JOBが起動
      され、PC側の「C:\FTP\SEND\JYUCHUF.TXT」というファイルのデータがホストに集信されます。
      又、本例では「WAIT=YES」の指定を行っているので、集信が終了するまで「\AZRECV」のJOB
      ステップで待機し、集信が正常終了した時点で次の「\AZFGET」が実行されます。
      (集信が失敗した場合基本的には「\AZRECV」にて異常終了します)
      もちろん「\AZFGET」にてプラグイン機能「AZTXCVPA」を利用すれば、区切り文字付テキスト
      形式の集信データを固定長形式に変換することも可能です。

      上記例の他にも、一旦「\AZFSET」で登録したデータに対して別タイミングで配信要求を発行したり、
      「\AZRECV」を「WAIT=NO」(集信終了を待機しないモード)で実行し転送終了後に集信データを
      抽出する別JOBを起動したり、1回の転送要求発行処理(「\AZRECV」や「\AZSEND」)にて、
      コマンドファイルを用いて複数の転送要求を発行したりすることが可能です。


    3. 画面からの転送要求発行

      送信(PC・ホスト)要求の発行例

      このようにFTPサーバー端末を処理実行端末に指定することにより、FTPによる転送要求をVIS画面
      から指示することが可能です。もちろんこういった画面設定情報は予めカタログ情報として登録して
      おくことが出来ます。

      受信(ホスト→PC)要求の発行例

      受信要求の場合も、FTPサーバー端末を処理実行端末に指定することにより、FTPによる転送要求を
      VIS画面から指示することが可能です。
      受信の場合はカタログ情報の他、「受信/印刷対象ファイル検索&操作」画面からの「G」コマンドに
      よる選択受信時も処理実行端末の指定にてFTPによる転送要求を指示出来ます。


    4. 転送状況の検索

      ETOS端末との転送と同様に、「受信/印刷対象ファイル検索&操作」や「ファイル別明細状況検索」
      画面等から、転送状況を確認することが出来ます。

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  5. 使用条件等

    OS :ACOS-4 「XVP」又は「XVP/PX」,さもなくばAVP/XR R3.1 以降又は,MVP/XE R5.1以降
        これら以前のOSをお使いの場合は別途ご相談下さい。
    PP等:VIS及びRIQSU(V1又はV2)がインストールされている事。
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