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AZTXCVAP(区切り文字付テキストファイル変換処理ACOS→PC)
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AZTXCVAP(区切り文字付テキストファイル変換処理ACOS→PC)

 目 次
  1. 機 能
  2. JOB制御言語
  3. JCLパラメータ説明
  4. PLUGOPTパラメータ説明
  5. SYSINパラメータ説明
  6. 補足説明
  7. JCL記述例
  8. Asian Transferインタフェース特殊処置
  9. COPY原文の定義方法
  10. 項目初期値(VALUE)の定義方法

  1. 機 能


  2.  \AZFSETのプラグインモジュールである本プログラムはINFILEのパラメータにて指定された
     データファイルをPCアプリケーション用の「区切り文字付テキストファイル」に変換する
     ことを目的としています。
     変換元ファイルと変換先ファイルのレイアウト情報はPLUGPRM又はPLUGPRM2で指定する
     SYSINパラメータ又はCOPY原文にてレイアウト情報を与えます。また、区切り文字形式等の
     変換情報はPLUGOPTから与えます。
     尚、SYSINパラメータではARRANGE機能を利用することができます。

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  3. JOB制御言語

    \AZFSET
        PLUGIN=AZTXCVAP
        PLUGOPT=(オプション文字列)
        PLUGPRM=入力データファイル記述領域名
        PLUGPRM2=入力データファイル記述領域名
        INFILE=(入力ファイル記述)
            :
    以後 \AZFSETのパラメータ記述と同様。

    1. オプション文字列
      特殊な変換方法を行いたい場合に指定します。省略した場合にはPLUGOPTパラメータ説明で
      記述されている既定値が採用されます。
      オプション文字列の記述方法は各オプションとオプションをカンマ文字「,」で区切る必要が
      あります。
      カンマ文字を挿入しないで変換を行った場合の動作は保証できません。

      (ex.) PLUGOPT=(KANJI=KIKO,SEP=CSV,HEAD)

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  4. JCLパラメータ説明

    パラメータ 意味・値 説 明
    INFILE 入力ファイル記述
    入力ライブラリ記述
    処理の対象となる入力元SEQUENTIALデータファイルを指定します。
    PLUGOPT オプション文字列 区切り文字形式等の変換情報を指定します。必須
    ※詳細は4.PLUGOPTパラメータ説明を参照。
    PLUGPRM 入力データファイル
    記述領域名
    入力ファイル記述
    変換元ファイルと変換先ファイルのレイアウト情報をPLUGOPTパラメータでFORMAT=SYSINと指定した場合にSYSINパラメータにてレイアウト情報を与える場合に指定します。
    ※詳細は5.SYSINパラメータ説明を参照。
    PLUGPRM2 入力ファイル記述
    入力ライブラリ記述
    変換元ファイルと変換先ファイルのレイアウト情報をPLUGOPTパラメータでFORMAT=COPYと指定した場合にCOPY原文にてレイアウト情報を与える場合に指定ます。
    ※詳細は9.COPY原文の定義方法を参照。
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  6. PLUGOPTパラメータ説明

    パラメータ 意味・値 説 明
    KANJI
    NO
    KIKO

    STD
    漢字データに対する編集指定を指示する
    漢字データに対する編集を行わない。
    漢字データの前後にKI("3F75"H),KO("3F76"H)コードを付加する。
    (既定値)
    KIKO機能+ANK1バイト文字を日本語2バイト文字に変換する。
    SEP
    NO
    TAB
    SPACE
    COMMA
    CSV


    K3


    STD

    SYLK

    DIF
    出力項目と項目の間に置くセパレート文字を指示する。
    セパレート文字を設定しない。
    セパレート文字にタブ("05"H)を設定する。
    セパレート文字にスペース("40"H)を設定する。
    セパレート文字にカンマ("6B"H)を設定する。(既定値)
    セパレート文字にカンマ("6B"H)を設定する。CSV形式。
    また項目属性が "N"タイプの場合には項目前後にダブルコーテイション("7F"H)を付加する。
    セパレート文字にカンマ("6B"H)を設定する。K3形式。
    また項目属性が"X","N"タイプの場合には項目前後にダブルコーテイション("7F"H)を付加する。
    セパレート文字にスペース("40"H)を設定する。固定長形式
    ACOS内部形式のデータをPC表現形式に単純展開する。
    SYLK形式に変換する。この場合の出力ファイル名に付加する拡張子は".SLK"として下さい。
    DIF形式に変換する。この場合の出力ファイル名に付加する拡張子は".DIF"として下さい。
    SPMD
    E,EXCEL
    (0,1)
    A,ACCESS
    (1,1)
    L,LOTUS
    (0,0)
    AP
    (1,0)
    変換後に利用するアプリケーションを指示する。注1)SPMDパラメータ参照
    Excelで利用できるテキスト形式に変換する場合に指示する。
    (既定値)
    Accessで利用できるテキスト形式に変換する場合に指示する。

    Lotus 1-2-3で利用できるテキスト形式に変換する場合に指示する。

    その他業務アプリケーションで利用する場合に指示する。
    この場合、文字,漢字の前後にダブルコーテーション("7F")を付加するのみでありEXCEL,ACCESSの特別規則は適用しない。
    FORMAT
    SYSIN

    COPY
    入力フォーマットデータ形式を指示する。
    SYSINを入力フフォーマットデータ形式として変換を場合に指示する。(既定値)
    COPY原文を入力フォーマットデータ形式として変換を行う場合に指示する。
    HEAD

    NOHEAD
      出力テキストデータの先頭レコードにヘッダーレコードを付加する場合に指示する。
    ヘッダーレコードを付加しない。(既定値)
    COPY原文を入力フォーマットデータ形式として変換を行う場合に指示する。
    MODE
    NORMAL
    FORCE




    FORCE2


    FORCE9


    CHECK



    CHECKL
    変換モードを指示する。不正10進で異常終了した場合に有効。
    通常変換モード。(既定値)
    入力フォーマットデータ形式で指示した数字項目に数字以外のキャラクター文字列が変換対象として入力されてきた場合、強制的にゼロ("F0"H)で置き換えを行う場合に指示する。
    ※但し属性がC1,C2以外の時にのみ有効。尚、変換される内容については保障できません。
    入力フォーマットデータ形式で指示した数字項目に数字以外のキャラクター文字列が変換対象として入力されてきた場合、強制的に9("F9"H)で置き換えを行う場合に指示する。
    入力フォーマットデータ形式で指示した数字項目に数字以外のキャラクター文字列が変換対象として入力されてきた場合、強制的にALL9("F9"H)で置き換えを行う場合に指示する。
    入力フォーマットデータ形式で指示した数字項目に数字以外のキャラクター文字列が変換対象として入力されてきた場合、エラーファイルに出力する。この場合入力情報と同じレコードが出力されます。
    尚、レポートにはエラー発生件数情報がMAX 100件表示されます。
    CHECKと同様の処理をします。尚、レポートにはエラー発生件数情報が全て表示されます。
    TEXT
    NORMAL

    SHORT
    HALF
    出力テキスト編集形式を指示する。
    通常編集形式(入力フォーマットデータ形式で指示された桁数をそのまま出力桁数とする)の場合に指示する。(既定値)
    編集形式を最大限圧縮して出力する場合に指示する。
    編集形式を最小領域確保しつつ最大限圧縮して出力する場合に指示する。
    Ex)ALLブランクのスペースの場合には1バイトのスペースを残す等。
    SIGN   LANFILE,Visual Basic等への固定形式テキスト変換時にサインを付加しない場合に指定する。
    FEND
    SEP
    CR
    LF
    NO
    1レコード最終桁の編集指示を行う。
    1レコードの最終桁にセパレート文字を挿入します。
    1レコードの最終桁にControl Return(H"0D")文字を挿入します。
    1レコードの最終桁にLine Feed(H"15")文字を挿入します。
    最終桁の編集は行いません(既定値)。
    例) FEND=(SEP,CR,LF) : FEND=SEP : FEND=(CR,LF)
    LIST
    A
    B
    ALL
    NO
    実行レポートの出力形式を指定します。
    パラメータ解析レポート2,実行状況レポートを出力します。(既定値)
    実行状況レポートを出力します。
    パラメータ解析レポート1,2,実行状況レポートを出力します。
    実行レポートは出力しません。
    TYPE

    TXT
    CSV
    DAT
    SLK
    DIF
    前記OPTION文字列を統括して一般的な形式で編集する場合に指定します。注2)TYPEパラメータ参照
    一般にテキスト形式と言われる形式に変換します(既定値)。
    一般にCSV形式と言われる形式に変換します。
    一般にデータ形式と言われる形式に変換します。
    一般にSYLK形式と言われる形式に変換します。
    一般にDIF形式と言われる形式に変換します。
    SLBL
    1
    2
    サインレベルとしてサイン無し9タイプの時のサイン付加情報を与える。
    サイン符号を付加する。(既定値)
    サイン符号を付加しない。
    CSTART
    n
    (整数 8)
    処理開始レコード番号を指定します。(0≦n≦99999999)
    指定された数の論理レコードから入力を開始します。
    省略すると1番目の論理レコードから入力を開始します。
    CEND
    n
    (整数 8)
    処理終了レコード番号を指定します。(0≦n≦99999999)
    指定された数の論理レコードで入力を終了します。
    省略すると論理レコードの最後までを対象に入力します。
    CCNT
    n
    (整数 8)
    処理対象レコード件数を指定します。(0≦n≦99999999)
    入力を開始する位置から指定された個数の入力論理レコードを処理の対象とします。
    R1C1
    Y
    N
    SYLK形式の変換時にEXCELシートの参照形式を指定する。
    列名を1・2・3形式で表示する場合に指定します(既定値)。
    列名をA・B・C形式で表示する場合に指定します。
    ※SYLK形式の変換を選択した場合にのみ有効となります。
    CPL
    FLD
    COM
    FORMAT=COPY時の項目名引用方法を指示します。
    COPY原文の項目名をタイトルとして利用します(既定値)。
    COBOL/Sの場合に利用するコメント領域の情報をタイトルとして利用します。コメント領域がない場合には項目名がタイトルとなります。
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    注1)SPMDパラメータ

     E/EXCEL:EXCELのテキスト形式として編集・作成します。(既定値)
    • 通常の文字列データ(ANK,漢字)にはダブルコーテーション("7F")は付加しませんが、制御文字がその
      文字列中に存在していた場合に文字列全体をダブルコーテーションで囲みます。また、その存在した
      制御文字がダブルコーテーションの場合、その制御文字の直後にダブルコーテーションを1つ追加します。
      (制御文字対応)

      例)TEST"TESTABC → 〜,"TEST""TEST",AB,C〜

     A/ACCESS: ACCESSのテキスト形式として編集・作成します。
    • 基本的にEXCELのテキスト形式(制御文字対応)と同じですが、文字列データ(ANK,漢字)には全て
      ダブルコーテーション("7F")が付加されます。

      例)TEST"TESTABC → 〜","TEST""TEST","AB","C〜

     L/LOTUS:LOTUS 1-2-3のテキスト形式として編集・作成します。
    • ACCESSのテキスト形式と対照に、一切の文字列データ(ANK,漢字)に対する制御文字対応や
      ダブルコーテーション("7F")付加を行いません。

      例)TEST"TESTABC → 〜,TEST"TEST,AB,C〜

     AP/その他 上記E,A,L 以外のテキスト形式として編集・作成します。(業務アプリケーション等)
    • EXCELのテキスト形式と対照に、文字列データ(ANK,漢字)には全てダブルコーテーション("7F")が
      付加されますが、制御文字対応は行いません。

      例)TEST"TESTABC → 〜","TEST"TEST","AB","C〜


    • 但し、セパレーターパラメータ(SEP=)で SYLKを定義した場合には無条件にSPMD=APが指定
      されたものとして変換されます。

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    注2)TYPEパラメータ

     TYPEパラメータはOPTION文字列で行う複雑な指定を統括し、一般的な形式で編集する場合に
     指定します。この指定を行うことにより単純な形式変換であればこのTYPEパラメータのみで
     変換が行えるようになります。作成するファイル名は通常このTYPEパラメータで指定した値を
     拡張子にして作成して下さい。以下にTYPEパラメータが指定された場合の設定値を一覧で表します。

    TYPE KANJI SEP SPMD HEAD NOHEAD MODE TEXT SIGN FEND LIST
    TXT KIKO TAB L × NORMAL SHORT × NO A
    CSV KIKO COMMA E × NORMAL SHORT × NO A
    DAT KIKO NO L × NORMAL NORMAL NO A
    SLK KIKO SYLK AP × NORMAL SHORT × NO A
    DIF KIKO DIF A × NORMAL SHORT × NO A

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  8. SYSINパラメータ説明

    パラメータ 意味・値 説 明
    属性
    X
    9
    S9
    C1
    C2
    C3
    U3
    N
    NN

    NF


    NS


    B
    D
    入力ファイルの位置,桁で変換する場所の属性を示す。
    属性が文字(キャラクター)である。
    属性がアンパック形式外部10進数である(符号無し)。
    属性がアンパック形式外部10進数である(符号付き)。
    属性がパック形式単精度固定2進数である(COMP-1)。
    属性がパック形式倍精度固定2進数である(COMP-2)。
    属性が符号有りパック形式内部10進数である(COMP-3)。
    属性が符号無しパック形式内部10進数である(COMP-3)。
    属性が日本語文字である。
    属性が日本語文字である。尚、JIS8形式の漢字はEBICDIC形式に変換する。EBICDIC形式の場合にはNと同じ処理をする。
    属性が日本語文字である。尚、JIS8形式の漢字はEBICDIC形式に変換する。ANK文字との混在時には強制的に2バイト文字への置換えも行う。EBICDIC形式の場合にはNと同じ処理をする。
    属性が日本語文字である。尚、特殊対応として漢字領域のクリーニング機能がある。(ANK SPACE -> KANJI SPACE , 入力データにKI,KO コードが存在していた場合の一時的除去)
    指定範囲の文字列をバイナリ変換する(EBCDIC→EBCDIC変換)
    ダミー項目を出力テキストに付加する場合に定義する。
    位置 (1≦位置≦8192) 指示する項目が入力ファイルの先頭から数えて何文字(バイト単位)目に当たるかを指定する(1から数える)。
    ※尚このパラメータを省略した場合、直前に定義したパラメータの位置,桁数から自動的に計算され開始位置が決定される。
    桁数 (1≦位置≦8192)
    (0≦n≦8192)
    (0≦m≦8192)
    n+m≠0
    指定する項目が何文字(文字単位)であるかを指定する。
    数字項目を表わす場合で小数点以下表現をする場合にはn.mと記述する。この場合n(整数)又はm(小数点以下)の値がゼロでも構わないがn+m=0になる表現の場合にはPARAMERRとなる。
    ex1) 9(2)V99 → (9,,2.2) / ex2) V99 → (9,,0.2)
    ※尚、桁数の定義は全て論理桁数で定義する。
    見出し (1≦見出桁≦60)
    N’〜’
    X’〜’
    V’〜’
    指定する項目の見出しを設定する場合に指定する。
    ※尚、英数字は最大60桁,漢字は30桁以内とする。
    V’〜’を指定した場合にはVALUE指定がされたとみなし、対象の項目に対して見出しの内容を項目に設定する。10.項目初期値(VALUE)の定義方法参照

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  9. 補足説明

    1)SYSINパラメータの定義方法

    1. SYSINパラメータに定義する項目内容は入力論理イメージを定義するものとし、出力ファイル
      には物理的に論理イメージと同様の内容で出力される。但し、属性及びオプション指定により
      出力編集内容を変更することができる。


    2. 例1) オプション文字列 KANJI 指定  
        入力) 漢字 → 出力) KI漢字KO 定義) KANJI=KIKO
       
      例2) オプション文字列 SEP 指定  
        入力) 0101 → 出力) 01,01 定義) SEP=COMMA
       
      例3) 数字属性項目全般の符号付加  
        入力) 36  → 出力) +36 定義) S9(2) → (S9,,2)

    3. 1つの入力項目定義はカッコ()で定義し入力項目定義数の最大は3,000個迄である。
      また、1つの項目内定義の区切り文字はカンマ(,)とし以下に記述する例外を除き省略する
      ことはできない。


    4. 基本形) (S9,15,9.3) → (S9,,9.3) ※9,C3,U3同様
        (S9,9.3)  
        (S9,,) ×  
      例外) (C1,20,5)  → (C1,,5) ※C2同様
        (C1,,)  
        (C1)  
        (C1,5) ×  

    5. 入力項目数は入力項目指定数に1:1で対応し出力項目と出力項目の間にはオプション文字列の
      区切り文字により区切られる。但し、SEP=NOの場合には区切り文字の区切り編集は行われない。


    6. 10進数パック,アンパック形式の出力物理桁数は 論理桁数+符号(1バイト)の桁数となる。
      この定義時に10進数アンパック形式の入力論理桁数は18桁以内,10進数パック形式の入力
      論理桁数は符号を省いた17桁以内とする。


    7. 10進数パック,アンパック形式に於いて入力項目定義を行う場合に小数点表現ができる。
      このとき小数点以上の桁数と小数点以下の桁数の合計値は入力論理桁数と等しくなければならない。
      等しくない場合には一般規則に従い桁詰め,桁落ちが発生することに注意する。


    8. 例) S9(6)V9(3) COMP-3 → (C3,,6.3)   +000001.100
       
      TEXT=SHORT利用時   +1.1

    9. 10進数アンパック形式の属性定義では符号の有無により入力物理桁数が異なるため、属性定義
      も異なるパラメータ値を設定しなければならない。


    10. 例) S9(6)V9(3) COMP-3 → (C3,,6.3)   +000001.100
        S9(6)V9(3) COMP-3 → (U3,,6.3)   +000001.100

    11. 2進数パック形式の桁数は固定であり省略することができる。また、定義する際には以下の
      条件を守らなければならない。 注)2進数パック形式には小数点表現はできない。


    12. COMP-1の場合:-2の15乗≦n≦2の15乗-1 (-32768≦n≦32768)       固定 5桁
      COMP-2の場合:-2の31乗≦n≦2の31乗-1 (-2147483648≦n≦2147483648)  固定10桁


    13. 項目見出しを設定する場合には以下の設定形式を守り設定すること。


    14. 英数字タイプ → X'xxxx…x' MAX 60桁
      漢字タイプ  → N'nnnn…n' MAX 30桁
      初期値タイプ → V'xxxx…x' 10.項目初期値(VALUE)の定義方法参照


      ※漢字,英数字を混在させた指定も可能です。
       入力パラメータとして見出しを与える場合日本語文字の前後にKIKOコードが付加されているため、
       KIKOコードを含めてMAX60桁であることに注意する。

    15. 実行レポートの形式


    16. パラメータ解析レポート1:
      • COPY原文を入力パラメータとして利用している場合にその解析内容を出力します。

      パラメータ解析レポート2:
      • 入力したパラメータの変換情報を出力します。

      実行状況レポート:
      • 変換結果として処理の入出力件数やステータス等を出力します。

    17. SYSINパラメータ内にコメント挿入を可能にする。


    18. 形 式
      /*  コメント文  */

      規 則
      コメントは "/*" で始まり "*/" で終わる。
      コメントはSYSINパラメータの記述できる範囲であればどこに記述しても良い。
      パラメータ等,文字列,整数の間にコメントを挿入した場合,コメントを入れた時点までの
      文字列,整数として処理され,残りは別の文字列,整数とみなされる

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    2)パラメータ使用例

    1. SEP=TAB,TEXT=NORMAL
    2. 商品名,単価,数量,金額,
      ワイシャツ,+01532,+002,+02000,
      くつした ,+00300,+005,+01500,
      ボタン  ,+00020,+001,+00020,

    3. SEP=STD
    4. 商品名    単価 数量  金額
      ワイシャツ +1532  +2 +2000
      くつした   +300  +5 +1500
      ボタン    +20  +1  +20

    5. SEP=TAB,TEXT=SHORT
    6. 商品名,単価,数量,金額,
      ワイシャツ,+1532,+2,+2000,
      くつした,+300,+5,+1500,
      ボタン,+20,+1,20,

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  10. JCL記述例

    \AZFSET OUTREQ=Y
     INFILE=(HACYUF.WO2 PUBLIC NORMAL=DELETE)
     FLID=HACYUF ATRMID=WS5405 DSNM=/HOME/HACYUF.CSV DV=A
     PLUGIN=AZTXCVAP PLUGPRM=INPFORM
     PLUGOPT=(KANJI=KIKO,SEP=CSV,TEXT=SHORT,HEAD)
    \INPUT INPFORM;
    (9,1,10,N'数量')(N,11,8,N'氏名')(S9,27,7.3,X'SURYO2')(X,37,16,X'カタカナシメイ')
    (N,53,4,N'住所(ジュウショ)')(C3,61,7.2,X'ゴウケイキンガク')
    (C1,66,5,)(C2,68,10,N'単価')
    \ENDINPUT;

    これは「HACYUF」というファイルをプラグインモジュール「AZTXCVAP」を使い区切り
    文字付テキスト形式に変換して格納し、さらに「WS5405」という端末の「HACYUF.CSV」
    (AドライブのHOMEディレクトリ下)へ配信するよう指示するJCL例です。

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  11. Asian Transferインタフェース特殊処置

    Azia’n Transferとの基本動作を円滑に行うため、一定のデータ形式が見つかった場合に特殊対応を
    行っています。以下にその特殊対応を挙げてみましょう。

    1. ヘッダーレコードの無変換処置と見出し作成

    2. 通常ユーザ側で作成したデータにおいて、一斉配信を考慮したデータ形式で作成しても見出し
      レコードが付加されるデータは、先頭のデータだけであり、他のデータには付加されません。
      この処理では特別処置として"AZ-HEADER"というレコードを見つけた時点で、"AZ-HEADER"
      データレコードの直後に再度見出しレコードが付加されるようになっています。
      尚、"AZ-HEADER"を含むレコードのフォーマット変換は行われません。"AZ-HEADER"の使い方
      についてはAzia’n Transferシステム説明書(5-B)をご覧ください。

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  12. COPY原文の定義方法

    • 入力パラメータとしてCOPY原文を利用する場合には前提としてDDA/FILE、又は
      DDS/COMMONなどで作成されたCOPY原文であることを原則とし、COBOLコンパイラを通した
      場合でもエラーがあってはなりません。
      但し、独自で作成したCOPY原文についてもエラーがなければ当ツールを利用することができます。
    • COPY原文中にREDEFINESが存在していた場合、その基本項目に対してのみ変換が行われ
      再定義項目は無視されます。
    • 当ツールの現バージョンではOCCURS句の次元階層は10次元までの対応が施されています。
      10次元以上必要な場合には弊社担当SE迄後相談下さい。
      (COBOLで扱える次元階層は3次元迄です。)
    • COPY原文を入力した場合の項目セパレートはCOPY原文中で定義した項目数に比例します。
      この場合集団項目は無視されます。
    • COPY原文を入力として見出しを付加する場合(HEADパラメータを指定した場合)には
      COPY原文中の項目名(FIELD)が自動的に設定されます。尚、OCCURS句の定義されている場合の
      項目名は同じ項目名が繰り返し設定されます。
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  14. 項目初期値(VALUE)の定義方法

    本機能では項目への初期値(固定値)を与える事ができます。但し、次に挙げる制限がありますので
    ご確認の上ご利用ください。

    • 本機能はSYSINパラメータの見出し領域からのみ初期値を与えることができます。
      COPY原文からの初期値は適用されません。
    • 項目初期値は属性に依存しSYSINパラメータの見出し領域からV’〜’の形式で設定します。
      属性に対して不正な初期値を設定した場合の出力結果は保証できません。
    • 通常の見出し項目指定時とは異なり、漢字・英数字を混在して指定することはできません。
      混在させた場合には文字化けなどが起るなど、動作は保証できません。
    • 属性が英字・漢字タイプの場合には左詰め規則が適用され、属性が数字タイプの場合には右詰め
      規則が適用されます。尚、初期値で指定した値が項目指定した桁数を越えていた場合には
      当該規則に従い桁詰めを行い、桁溢れした分については削除されることに注意して下さい。
    • 出力されるデータは(見出し行を含めて)全て同じ値が設定されます。
    • 属性がダミー項目の場合には項目初期値を与えることはできません。
      今迄に無い項目を新たに新設し初期値を与える場合には、適当な桁数を指定することで新設
      できます(どの部分でも構いません)。

    Ex) (C3,25,7.3,V’-123.23’)
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