- 機 能
\AZLSETまたは\AZFSETのプラグインモジュールである本プログラムはINFILEのパラメータ
にて指定されたVIS/BMT形式で作成された帳票やデータの制御情報をAzia'n形式に変換すること
を目的としています。
変換元と変換先の形式変換情報はPLUGOPTから与えます。
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- JOB制御言語
\AZLSET(\AZFSET)
PLUGIN=AZBMTCNV
PLUGOPT=(オプション文字列)
INFILE=[(入力ファイル記述) | (入力ライブラリ記述)]
:
以後 \AZLSET又は\AZFSETのパラメータ記述と同様。 |
- JCLパラメータ説明
パラメータ |
意味・値 |
説 明 |
INFILE |
入力ファイル記述
入力ライブラリ記述 |
処理の対象となる入力元SEQUENTIALデータファイルを指定します。 |
PLUGOPT |
オプション文字列 |
区切り文字形式等の変換情報を指定します。必須
※詳細は4.PLUGOPTパラメータ説明を参照。 |
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- PLUGOPTパラメータ説明
パラメータ |
意味・値 |
説 明 |
WXKB |
W
X |
入力データの内容を指示する。
入力は帳票である。(\AZLSETの場合に指定します)
入力はデータである。(\AZFSETの場合に指定します) |
PRM |
C
D |
入力制御情報(VIS/BMT)の定義元内容を指示する。
PLUGOPTから指示する。(既定値)
入力データ内に存在する。 |
HEAD |
HR
RH |
出力制御情報(Azia'n)の定義先内容を指示する。
ヘッダーレコードを付加する。(既定値)
レコードヘッダーを付加する。
※HEAD=RHで指示した場合には\AZLSET又は\AZFSETのパラメータにHDKB=Rの定義が必ず必要になりますので注意して下さい。 |
PRTID又はATRMID |
− |
印刷先プリンタID
ヘッダーレコードを付加する。(既定値)
別紙Azia'nTransferシステム説明書の\AZLSETマクロ(5-11)又は\AZFSET記述(5-5)を参照して下さい。 |
OUTREQ |
− |
出力要求指示
ヘッダーレコードを付加する。(既定値)
別紙Azia'nTransferシステム説明書の\AZLSETマクロ(5-11)又は\AZFSET記述(5-5)を参照して下さい。 |
PLUGOPTパラメータ互換(VIS/BMT←→Azia'n互換パラメータ)
VIS/BMTパラメータ |
Azia'nパラメータ |
|
DATA |
LISTID FLID |
帳票ID ファイルID |
DEST |
AKSCD |
宛先加入者 |
SOURCE |
HKSCD |
発生源加入者 |
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- 補足説明
以下に本処理により変換される編集方式を記述します。
(参考資料:Azia'nTransferシステム説明書,VIS/BMT利用の手引き)
- コマンド制御情報(PRM=C)
JCL定義方式
PLUGOPT=(制御情報コマンド);
- VIS/BMT用レコード付加制御情報(PRM=D)
入力レコード形式
← 40バイト → |
|
レコード制御ヘッダー |
実データ |
上記レコード制御ヘッダー(40バイト)の内容
宛先識別名 |
データ識別名 |
登録元識別名 |
RFU |
レコード区分 |
文字区分 |
レコード形式 |
レコード長RFU |
X(8) |
X(8) |
X(8) |
X(1) |
X(1) |
X(1) |
COMP-1 |
X(3) |
- Azia'n Transfer用ファイル付加制御情報(WXKB=X,HEAD=HR)
出力ファイル先頭レコード形式
固定値 |
パラメータ記述域 |
"AZ-HEADER " X(10) |
"FLID=〜,AKSCD=〜,HKSCD=〜…" 最大X(1024) |
実データ |
- Azia'n Transfer用帳票付加制御情報(WXKB=W,HEAD=HR)
出力帳票先頭レコード形式
SSFヘッダー |
固定値 |
パラメータ記述域 |
"??????T " X(8) |
AZ-HEADER " X(10) |
"LISTID=〜,AKSCD=〜,HKSCD=〜…" 最大X(1024) |
実データ |
- Azia'n Transfer用レコード付加制御情報(WXKB=X,HEAD=RH)
出力レコード形式
← 60バイト → |
|
レコード制御ヘッダー |
実データ |
上記レコード制御ヘッダー(60バイト)の内容
固定値 |
固定値 |
ファイルID |
宛先加入者 |
発生源加入者 |
配信先端末 |
配信要求指示 |
固定値 |
"1E"h |
"X" |
X(16) |
X(16) |
X(16) |
X(8) |
X(1) |
"1E"h |
- Azia'n Transfer用帳票レコード付加制御情報(WXKB=W,HEAD=RH)
出力レコード形式
← 60バイト → |
SSFヘッダー |
|
レコード制御ヘッダー |
"??????T " X(8) |
実データ |
上記レコード制御ヘッダー(60バイト)の内容
固定値 |
固定値 |
ファイルID |
宛先加入者 |
発生源加入者 |
配信先端末 |
配信要求指示 |
固定値 |
"1E"h |
"W" |
X(16) |
X(16) |
X(16) |
X(8) |
X(1) |
"1E"h |
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- 注意制限事項
- 入力の対象となる帳票(WXKB=Wの場合)はSSFヘッダー付きの帳票に限ります。
- PRM=Cのパラメータを指定した場合の配信先は1加入者に限定されます。複数加入者への配信
はできません。
- HEAD=HRのパラメータを指定した場合には上記パラメータの他にも別紙Azia'nTransferシステム
説明書の\AZLSETマクロ記述(5-11)のパラメータがPRTID,OUTREQの他にも利用すること
ができます。必要な場合には弊社担当SEに御相談下さい。
- PRM=D,HEAD=HRのパラメータを指定した場合には、入力されたVIS/BMTのレコード制御情報が
変わる毎にAzia'n用のヘッダーレコード制御情報が付加されます。
このため不規則にVIS/BMTのレコード制御情報が登録されていた場合には同じ加入者に複数個の
明細が登録されますのでご注意下さい。
尚、このような場合にはPRM=D,HEAD=RHのパラメータを指定をすることにより回避できます。
- HEAD=RHで指示した場合には\AZLSET又は\AZFSETのパラメータに「HDKB=R」の定義が
必ず必要になりますので注意して下さい。
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- 使用例
\AZLSET INFILE =(III.OUT SHARE=DIR SUBFILE=AZLIST_FM)
PLUGIN=AZBMTCNV
PLUGOPT=(PRM=C,HEAD=HR,DATA=TESTDATA,DEST=KAIKATSU2)
PMD=OUTPUT;
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