- 退避処理(\AZFSAVE)
- 機 能
JCLから指定された条件に一致するAzia'n格納データを抽出し、OUTFILEのパラメータ
にて指定された出力ファイルに出力します。
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- JOB制御言語
\AZFSAVE
[,ENV=環境識別値]
,OUTFILE=(出力ファイル記述)
[,PRFILE=(プリントファイル記述)]
[,WXKB=データ/帳票区分{X|W}]
[,FLID=ファイルID]
[,AKSCD=宛先加入者コード]
[,HKSCD=発生源加入者コード]
[,PFNID=物理ファイルID{L0〜L9,S}]
[,COND=状態{*|1|2|A|}]
[,BUSY=競合時処置{C|W}]
;
|
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- JCLパラメータ説明
パラメータ |
意味・値 |
説 明 |
ENV |
環境識別値 |
セーブ処理対象とするAzia'nの環境識別値を指定する。
省略時は環境生成時の既定値となる。 |
OUTFILE |
出力ファイル記述 |
セーブ先の順編成ファイルを指定します。(必須)
「SIZE=」指定を行い動的にファイルを生成する場合の形式は「RECSIZE=8193,RECFORM=VB」となります。 |
PRFILE |
プリントファイル記述 |
セーブ処理ログの出力先を指定します。
省略時はシステム標準シスアウト(SPR)に出力されます。 |
WXKB |
データ/帳票区分
X
W |
セーブ対象とするファイル明細のデータ/帳票区分を限定したい時指定します。省略時、データ/帳票の両方をセーブします。
データを対象にセーブします。
帳票を対象にセーブします。 |
FLID |
ファイルID |
セーブ対象とするファイル明細のファイルIDを限定したい時指定します。 |
AKSCD |
宛先加入者CD |
セーブ対象とするファイル明細の宛先加入者コードを限定したい時指定します。 |
HKSCD |
発生源加入者CD |
セーブ対象とするファイル明細の発生源加入者コードを限定したい時指定します。 |
PFNID |
物理ファイルID
L0〜L9,S |
セーブ対象とするファイル明細の物理ファイルIDを限定したい時指定します。 |
COND |
状態
*
1
2
A |
セーブ対象とするファイル明細の状態を限定したい時指定
します。
未出力と出力済状態のものをセーブします。(既定値)
未出力状態のもののみセーブします。
出力済状態のもののみセーブします。
全ての状態のものをセーブします。 |
BUSY |
競合時処置
C
W |
セーブ対象のファイル明細が他プロセスで使用されていた場合
の処置を指定します。
当該ファイル明細のセーブをパスする。(既定値)
当該ファイル明細の競合が解消する迄(他プロセスが終了する迄)待機する。 |
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- 使用例
\AZFSAVE PFNID=L2
OUTFILE=(AZIA.L2SAVE SIZE=100 INCRSZ=50 RELSP);
|
※PFNID=L2内の未出力と出力済状態のファイル明細を全てセーブ。
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- 復元処理(\AZFLOAD)
- 機 能
\AZFSAVEにて退避されたファイルを入力にして、JCLから指定された条件に一致する
データを対象に復元します。
また、「NEW〜」のパラメータを指定することで、退避時とは異なる環境へ復元すること
も可能です。
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- JOB制御言語
\AZFLOAD
[,ENV=環境識別値]
[,FUNC=機能指定{RECOV|ADD}]
,INFILE=(入力ファイル記述)
[,PRFILE=(プリントファイル記述)]
[,WXKB=データ/帳票区分{X|W}]
[,FLID=ファイルID]
[,AKSCD=宛先加入者コード]
[,HKSCD=発生源加入者コード]
[,PFNID=物理ファイルID{L0〜L9,S}]
[,COND=状態{1|2|9}]
[,SPFNID=順編成データファイルの場合の代替物理ファイルID{L0〜L9}]
[,NEWFLID=変更先ファイルID]
[,NEWAKSCD=変更先宛先加入者コード]
[,NEWHKSCD=変更先発生源加入者コード]
[,NEWPFNID=変更先物理ファイルID{L0〜L9,S}]
[,NEWCOND=変更先状態{1|2|9}]
[,TYPE=復元対象タイプ{KANRI|DATA|BOTH}]
[,REPLACE=置換指定{YES|NO}]
;
|
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- JCLパラメータ説明
パラメータ |
意味・値 |
説 明 |
ENV |
環境識別値 |
ロード処理対象とするAzia'nの環境識別値を指定する。
省略時は環境生成時の既定値となる。 |
FUNC |
機能指定
RECOV
ADD |
復元機能を使用する。(既定値)
セーブ時のファイル明細コードのままロードされます。
既に同一ファイル明細コードのものが存在する場合の処置は、
「REPLACE」パラメータに依存します。
又、「NEWFLID」から「NEWCOND」パラメータは意味を持ちません。
追加機能を使用する。
ファイル明細コードは新たに付番したものが使用されます。
因って既に同一ファイル明細コードのものが存在するという事はあり得ません。
またこの時、「NEWFLID」から「NEWCOND」パラメータにて
各々の値を変更することも可能です。
但し、「TYPE」「REPLACE」パラメータは意味を持ちません。
|
INFILE |
入力ファイル記述 |
\AZFSAVEにてセーブされた順編成ファイルを指定します。(必須) |
PRFILE |
プリントファイル記述 |
ロード処理ログの出力先を指定します。
省略時はシステム標準シスアウト(SPR)に出力されます。 |
WXKB |
データ/帳票区分
X
W |
ロード対象とするファイル明細のデータ/帳票区分を限定したい時指定します。省略時、データ/帳票の両方をロードします。
データを対象にロードします。
帳票を対象にロードします。 |
FLID |
ファイルID |
ロード対象とするファイル明細のファイルIDを限定したい時指定します。 |
AKSCD |
宛先加入者CD |
ロード対象とするファイル明細の宛先加入者コードを限定したい時指定します。 |
HKSCD |
発生源加入者CD |
ロード対象とするファイル明細の発生源加入者コードを限定したい時指定します。 |
PFNID |
物理ファイルID
L0〜L9,S |
ロード対象とするファイル明細の物理ファイルIDを限定したい時指定します。 |
COND |
状態
1
2
9 |
ロード対象とするファイル明細の状態を限定したい時指定
します。
未出力状態のもののみロードします。
出力済状態のもののみロードします。
抹消済状態のものをロードします。 |
SPFNID |
代替物理ファイルID |
順編成データファイルの場合の代替物理ファイルID
セーブ元が順編成データファイル(PFNID=S)だった場合、現バージョンの\AZFLOADにおいては、
順編成データファイルとしてはロード出来ません。
因って、そういったものをロードするデータライブラリを指定します。
既定値はL0となります。 |
NEWFLID |
変更先 ファイルID |
ロード後ののファイルIDを変更したい時指定します。
(FUNC=ADD時のみ意味を持つ) |
NEWAKSCD |
変更先 宛先加入者CD |
ロード後の宛先加入者コードを変更したい時指定します。
(FUNC=ADD時のみ意味を持つ) |
NEWHKSCD |
変更先 発生源加入者CD |
ロード後の発生源加入者コードを変更したい時指定します。
(FUNC=ADD時のみ意味を持つ) |
NEWPFNID |
変更先 物理ファイルID
L0〜L9,S |
ロード後の物理ファイルIDを変更したい時指定します。
(FUNC=ADD時のみ意味を持つ) |
NEWCOND |
変更先状態
1
2
9 |
ロード後の状態を変更したい時指定します。
未出力状態としてロードします。
出力済状態としてロードします。
抹消済状態としてロードします。
(FUNC=ADD時のみ意味を持つ) |
TYPE |
復元対象タイプ
KANRI
DATA
BOTH |
管理情報のみロードする。
実データのみロードする。
管理情報と実データ双方をロードする。(既定値)
(FUNC=RECOV時のみ意味を持つ) |
REPLACE |
置換指定
YES
NO |
ロード先環境に同じファイル明細コードのものが既に存在していた場合の処置を指定する。
置換する。
置換しない。(既定値)
(FUNC=RECOV時のみ意味を持つ) |
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- 使用例
\AZFLOAD TYPE=RECOV SPFNID=L3
OUTFILE=(AZIA.SAVE SIZE=100 INCRSZ=50 RELSP); |
※入力ファイル中の管理情報、実データを全て復元する。
セーブ元が順編成ファイルだった場合はデータライブラリL3に復元する。
\AZFLOAD TYPE=ADD FLID=TESTF1 NEWFLID=TESTF2
OUTFILE=(AZIA.SAVE SIZE=100 INCRSZ=50 RELSP);
|
※入力ファイル中のファイルID=TESTF1のものをFLID=TESTF2として
追加ロードする。
|